避妊・生理のお悩みに
ミニピル:スリンダ、セラゼッタ
ミニピルとは
一般的ないわゆる「ピル」には、ホルモン剤が二種類含まれています。卵胞ホルモンと黄体ホルモンの二種類が含まれているのが、日本国内で認可されている「ピル」となりますが、このうちの黄体ホルモンだけで作られている薬が「ミニピル」になります。
国内では、生理痛に対して使うジエノゲスト・ディナゲスト、生理不順に使うデュファストンや、月経移動に使うノアルテンも黄体ホルモンとなりますが、海外製のミニピル(セラゼッタ・アザリア)はデソゲストレルという黄体ホルモンが75μg、日本製のスリンダはドロスピレノンという黄体ホルモンが4mg含まれています。
※ドロスピレノン:ヤーズ・ドロエチ・ヤーズフレックスに3mg含まれています
費用
現在、流通の関係でセラゼッタが入荷しないため、後発品であるアザリアの処方となります。
↑ 上へ戻るミニピルの効果
排卵を抑える効果や、子宮内膜を薄くする効果により、一般的なピルと同様に高い確率で避妊できます。また、排卵することによって生理前に調子が悪くなる「PMS:月経前症候群」「PMDD:月経前不快気分障害」にも改善効果が期待できます。
一般的なピルに含まれる卵胞ホルモンには血栓リスクを伴うため、喫煙者や片頭痛のある方ではピルのリスクがありますが、ミニピルではそれらのリスクが非常に低くなっているため、ピルが内服できない以下のような方では、ミニピルのほうが安全性が高い薬となります。
- 前兆を伴う片頭痛のある方
- 40歳以上の方
- 35歳以上で1日15本以上喫煙する方
ミニピルのデメリット
不正出血
ジエノゲスト(ディナゲスト)といった黄体ホルモン製剤にも共通しているのですが、少量の出血が続くことがあります。内服を続けているうちに徐々に出血しなくなりますが、何か月も出血が続く場合には診察が必要です。
内服時間
毎日ほぼ同じ時間に内服する必要があります。3時間程度のずれであれば大丈夫ですが、時間がずれるほど、不正出血しやすくなり、避妊効果が落ちることになります。
胃腸症状
気持ち悪さや気分の落ち込みなどが出る事があります。内服を続けるうちに慣れていくことも多いので、症状がそれほど強くなければ継続して内服してください。
副作用が起きる確率
| 頻度 | 症状 |
|---|---|
| 50%以上 | 不正出血 |
| 2.5%以上 | 落ち込む、頭痛、性欲減退、ニキビ、嘔気、胸の張り、体重増加 |
| 0.1〜1% | 嘔吐、脱毛、コンタクトレンズ不耐症 |
ミニピルが飲めない方
- 肝機能障害のある方
- 血栓症の既往がある方
- 妊娠中、妊娠の可能性のある方
- セラゼッタ・アザリア:デソゲストレル(マーベロン、ファボワール)にアレルギーのある方
- スリンダ:ドロスピレノン(ヤーズ・ドロエチ・ヤーズフレックス)にアレルギーのある方
- 原因不明の性器出血のある方
よくある質問
飲み忘れたら?
12時間以上経過してから気付いた場合も、気付いた時点ですぐに内服して、その日の錠剤もいつも通り内服してください。ただし避妊効果が落ちるため、1週間はコンドームなど追加の避妊法が必要です。また、アフターピルの内服も考慮してください。
吐いてしまったら?
飲み始めは?
生理2〜5日目で内服した場合には、最初の1週間はコンドームなど追加の避妊を併用してください。
他のピルからの切り替えは?
休薬・プラセボを挟んで切り替えた場合は、最初の1週間はコンドームなど追加の避妊を併用してください。
何歳から飲める?
授乳中は?
産後はいつから飲める?